陶然

人質の朗読会
人質の朗読会
著 小川洋子
中央公論新社
2011/2/25 発行





当時の僕はわけも分からず、ただ陶然コンソメスープが出来上がってゆく過程を眺めているだけなのでした。





陶然】とうぜん
・気持ちよく酒に酔うさま
・うっとりとしたいい気持ちであるさま
 「私は―として(冥途・旅順入城式)」