2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

言辞

茗荷谷の猫 著 木内昇2008年9月25日 発行 亭主はそんな自慢芬々の言辞をもって恐縮の言葉と代えた 【言辞】げんじ 言葉。言葉遣い。言詞(げんし)

妄動/盲動

茗荷谷の猫 著 木内昇2008年9月25日 発行 明け方の盲動ですっかり疲れ、ぐっすり眠りこけていた 【妄動/盲動】もうどう 考えもなく無闇と行動すること。分別を欠いた行動。「軽挙―」

尊崇

茗荷谷の猫 著 木内昇2008年9月25日 発行 草木に対して尊崇の念を隠さないことにあるのかもしれない 【尊崇】そんすう 尊びあがめること。尊敬

書影

ソラシド 著 吉田篤弘2015年1月30日 発行 画面は松山氏の顔写真と何冊かの書影で構成され 【書影】しょえい 書籍の見てくれ・外観。また、その映像

嬉笑/嘻笑

ソラシド 著 吉田篤弘2015年1月30日 発行 そのオチに、我々は三者三様、微笑して苦笑して嬉笑した 【嬉笑/嘻笑】きしょう 喜び笑うこと

登楼

ソラシド 著 吉田篤弘2015年1月30日 発行 彼女たちが<キャッスル>に登楼するときは基本的に 【登楼】とうろう ・高い建物に登ること ・妓楼にあがって遊ぶこと

似姿

バナナ剥きには最適の日々 著 円城塔2012年4月 発行 自身の似姿を欲しがったのかも知れないし 【似姿】にすがた 似せてつくった像や絵。肖像

退歩

バナナ剥きには最適の日々 著 円城塔2012年4月 発行 できなくなるなら、それは退歩と呼ぶことだってできるはずだ 【退歩】たいほ 後戻りすること。能力や技術が以前より低くなること。後退。「記憶力が―する」

言条/言状

バナナ剥きには最適の日々 著 円城塔2012年4月 発行 元も子もない。そうは言い条わたし自身の研究生活は 【言(い)条/言(い)状】いいじょう ・言いたい事柄。言い分。「あなたの―ばかりで」 ・…とは言うものの。…とは言いながら

膾炙

バナナ剥きには最適の日々 著 円城塔2012年4月 発行 これもまた人口に膾炙しており、更なる優位を占めるものです 【膾炙】かいしゃ 世の評判になって知れ渡ること。「人口に―する」

参集

バナナ剥きには最適の日々 著 円城塔2012年4月 発行 参集した親戚たちが頭を揃えて廊下で相談事を開始していた 【参集】さんしゅう 大勢の人が集まってくること。「各地から―する」

涜神

バナナ剥きには最適の日々 著 円城塔2012年4月 発行 国葬の予定は、四枚涜神者の姿態として辻で引き裂かれることになるのだ 【涜神】とくしん 神をけがすこと。「―行為」

合一

バナナ剥きには最適の日々 著 円城塔2012年4月 発行 耳を澄ませ。心を開け、宇宙と合一しろ、さすれば真理は自ら語り出すであろう 【合一】ごういつ 二つ以上のものが合わさって一つになること。また、一つにすること。「知行―」

跋文

ピカルディの薔薇 著 津原泰水2006年11月 発行 親本の跋文が収録されてしまったので、バランスをとるため 【跋文】ばつぶん 本分とは別に、書物の終わりに記す文章。あとがき

口承

ピカルディの薔薇 著 津原泰水2006年11月 発行 民族の起源にまつわる口承だという 【口承】こうしょう 口から口へと語り伝えること。「民間に―されてきた話」

一季

ピカルディの薔薇 著 津原泰水2006年11月 発行 その家に預けられていた一季がある 【一季】いっき ・春夏秋冬のいずれか一つの季節 ・江戸時代、一年を単位とする奉公人の契約期間、また一年

付する/附する

ピカルディの薔薇 著 津原泰水2006年11月 発行 ともあれ、附して記す 【付する/附する】ふする ・ついていく。従う ・添える。付け加える。「写真を―する」 ・与える。交付する。「証書を―する」 ・任せる。託す。また、そのような扱いにする。「不問に―する…

隻腕

ピカルディの薔薇 著 津原泰水2006年11月 発行 隻腕の男を平太郎は好きになれない 【隻腕】せきわん 片腕。隻手(せきしゅ)

薬餌

ピカルディの薔薇 著 津原泰水2006年11月 発行 中国や韓国では薬餌とするようです。常食する土地はぼくも知らないな 【薬餌】やくじ 病人にとっての、薬と食物。また、薬

俘囚

ピカルディの薔薇 著 津原泰水2006年11月 発行 俘囚と化した白鳥に 【俘囚】ふしゅう 捕虜。俘虜(ふりょ)。とりこPPP

営巣

ピカルディの薔薇 著 津原泰水2006年11月 発行 倉庫や物置などに営巣する二十日鼠、土中や下水管に営巣する溝鼠 【営巣】えいそう 動物が巣を作ること

万障繰り合わせる

ピカルディの薔薇 著 津原泰水2006年11月 発行 万障お繰り合わせのうえ、御足労くださいますようにお願いします 【万障繰り合わせる】ばんしょうくりあわせる 色々な支障をうまくやりくりして都合をつける。「―て駆けつける」

健筆

ピカルディの薔薇 著 津原泰水2006年11月 発行 変わらず御健筆をふるわれていることと存じます 【健筆】けんぴつ ・文章、詩歌などを巧みにどんどん書くこと ・文字を上手に書くこと。達筆

落想

ピカルディの薔薇 著 津原泰水2006年11月 発行 手帖を広げ、そこに落想を書き付けて時間を潰した 【落想】らくそう 考えが心に浮かぶこと。また、その考え。思い付き。着想

頑迷固陋

ピカルディの薔薇 著 津原泰水2006年11月 発行 死については間違いなく、わたしの頑迷固陋が呼び寄せたものです 【頑迷固陋】がんめいころう 頑固で視野が狭く、道理をわきまえないさま。また、自分の考えに固執して柔軟でなく、正しい判断が出来ないさま。…

危急

ピカルディの薔薇 著 津原泰水2006年11月 発行 理由の一つは、精神的に、危急の引越であったからです 【危急】ききゅう 危険や災難がさし迫っていること

習癖

瑠璃の雫 著 伊岡瞬2012年11月8日 発行 状態として受け止める習癖が身についた 【習癖】しゅうへき 習慣となっている癖。身についた良くないくせ