2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

偏する

ニシノユキヒコの恋と冒険 著 川上弘美2003年 発行 よほどハードボイルドな精神に偏しているものなのだ 【偏する】へんする ある一方だけかたよる。「考えが極端に―する」III

後刻

ニシノユキヒコの恋と冒険 著 川上弘美2003年 発行 ものを言ったりしなかった。後刻喫茶店でコーヒーを飲みながら 【後刻】ごこく しばらくたったのち。のちほど

入鋏

ニシノユキヒコの恋と冒険 著 川上弘美2003年 発行 入鋏が終わってからふり向くと、ニシノさんはにこにこしながら改札口の外で 【入鋏】にゅうきょう 乗車券・入場券などに係員がはさみを入れること。「―省略」PPP

才華

(MF文庫ダ・ヴィンチ)" border="0" align="left" Hspace="10"> 夜は一緒に散歩しよ 著 黒史郎2007/5 発行 才華溢れる名作がまた生まれた 【才華】さいか 華やかに外に現れた才能。また、すぐれた才能

今昔 著 森田たま昭和26年〜 夜おそく、終バスでかえってくると、その奥さんの訃をきいた 【訃】ふ 死亡の知らせ。訃報。訃音。「師の―に接する」

歌舞音曲

今昔 著 森田たま昭和26年〜 北の新地の舞妓に出て、歌舞音曲は血のにじむような激しい稽古をしたけれど 【歌舞音曲】かぶおんぎょく 歌や踊りや楽器演奏など、華やかな芸能・芸術活動の総称

林泉

今昔 著 森田たま昭和26年〜 門をはいっていく曲り、林泉美しい庭園の一屋に案内されて落着いた 【林泉】りんせん ・林や泉水を配して造った庭園 ・世を逃れて隠れ住む地MMM

刻苦勉励

今昔 著 森田たま昭和26年〜 新しい分野を開拓し、刻苦勉励、それを骨の髄から自分のものとした時 【刻苦勉励】こっくべんれい 大変な苦労をして勉学などにはげむこと

別辞

今昔 著 森田たま昭和26年〜 去年の春もある雑誌に「着物への別辞」という一文を書いたほどであるのに 【別辞】べつじ 別れの言葉。送別の挨拶

余禄

コッペリア 著 加納朋子2003/7 発行 この買い物には、思いがけない余禄があった 【余禄】よろく 余分の利得。余得。「―の多いバイト」

アルビノ

コッペリア 著 加納朋子2003/7 発行 アルビノの魚や動物みたいに、少し不安で脆弱な美しさだ 【アルビノ】 先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患のある個体

裸火

ハッピーエンドにさよならを 著 歌野晶午2007/9 発行 仕事も家も家族も失ったと答えたところ、裸火だけは使わないようにとだけ注意され 【裸火】はだかび 覆いのない、むき出しの火。「煙草の―」

旋盤

ハッピーエンドにさよならを 著 歌野晶午2007/9 発行 旋盤の狂いを髪の毛の単位で直している最中、ここまで神経をつかったところで 【旋盤】せんばん 工作物を主軸に固定して回転させ、往復台上にある刃物を前後左右に動かし、工作物を軸対称状に切削する工…

鷺を烏と言いくるめる

牛肉と馬鈴薯 著 国木田独歩明治35年ごろ〜 おかしいのはある時白鷺を見て烏といったことで、鷺を烏にいい黒めるという俗諺がこの児だけにはあたりまえなのです 【鷺を烏と言いくるめる】さぎをからすといいくるめる 明らかに間違っているのに、物の道理を強…

田夫野人

牛肉と馬鈴薯 著 国木田独歩明治35年ごろ〜 ハッハッハッそうですよ、…田夫野人というのはあの手合いでしょうナ 【田夫野人】でんぷやじん 教養のない粗野な人。田舎者