蒲柳の質

PK
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著 伊坂幸太郎
講談社
2012/3/7 発行





眼鏡をかけ、穏やかそうな顔には、蒲柳の質の文学青年たる趣があったが





蒲柳の質】ほりゅうのしつ
体が弱く、病気によくかかること
  「―で子供心に長生きしないんじゃないかと危ぶんで(ゼラニウムの庭)」
  「元来が―でもない身体(八軒長屋)」
  「元来―であったから(押絵の奇蹟)」