合歓綢繆

桜の実の熟する時 (新潮文庫)
桜の実の熟する時
著 島崎藤村
1919年





合歓綢繆を全うせざるもの詩家の常ながら、特に厭世詩家に多きを見て思うところなり。





合歓綢繆】ごうかんちゅうびゅう
男女が深く愛し合うさま

合歓】ごうかん
・ともに喜び楽しむこと
・男女が共寝すること。同衾
  「追いつめ、お紺と―したのであったにちがいない(うつろ舟)」