無聊

こゝろ (角川文庫)
こころ
著 夏目漱石
1914年





その時の私は屈託がないというよりむしろ無聊に苦しんでいた





無聊】ぶりょう
退屈なこと。楽しくないこと。気が晴れないこと。「―な日々」
  「家にいて―に苦しむと(春の雪)」
  「―らしい彼等をも救はふと(美しき牢獄)」
  「引きこもって、―をかこち続け(とっぴんぱらりの風太郎)」