放縦

私が語りはじめた彼は (新潮文庫)
私が語りはじめた彼は著 三浦しをん
新潮社
2004/5 単行本発行





性的ニ放縦ナ氏ヲコノママ





放縦】ほうじゅう
何の規律もなく勝手気ままにふるまうこと、さま。放埓。ほうしょう
  「お島の―な調子におずおずして(あらくれ)」
  「―な血を盛った重いこの女の身体が(木乃伊の口紅・破壊する前)」
  「お葉の―と堕落とを唾棄したやうにかき(美しき牢獄)」
  「男性の散漫と不純と―との羞恥を感ずる(三太郎の日記)」
  「在留邦人の―な交際に接する機会が多かった(押絵の奇蹟)」
  「自由というより―が家風だったから(にぎやかな落葉たち)」