酸鼻

きりぎりす (新潮文庫)
きりぎりす
著 太宰治

1974年 発行





見れば、見るほど、酸鼻の極である。ポチも、いまは流石に、おのれの醜い姿を恥じている様子で





酸鼻】さんび
むごたらしく痛ましいこと、さま。「―を極める」「―な事故」
  「―を極めた事故現場にあって(本にだって雄と雌があります)」