熟柿

きりぎりす (新潮文庫)
きりぎりす
著 太宰治

1974年 発行





ちっとも可愛くないばかりか、いよいよ熟柿がぐしゃっと潰れたみたいに滑稽で





熟柿】じゅくし
よく熟した柔らかいカキの実
  「彼れは顔を―のようにして(何処へ・入江のほとり)」
  「村娘は―で甘い干し柿を作るのが上手(妻が椎茸だったころ)」