愛惜

きりぎりす (新潮文庫)
きりぎりす
著 太宰治

1974年 発行





着物を、皮膚と同様に愛惜している。





愛惜】あいせき
・愛し、大切にすること
  「日頃―シタ樹木ヤ(小さき者へ 生れ出ずる悩み)」
  「母の思い出と作品を―する(ご近所美術館)」
・名残惜しく思うこと。「過ぎ去った青春を―する」
  「尊敬の念をこめて彼らを―していた(一の糸)」
  「自分の青春に対して限りなき―を感じる(愛と認識との出発)」
  「失われたものへの―に、人しれぬ涙を(今昔)」