沈潜

一の糸 (新潮文庫)
一の糸
著 有吉佐和子

1965年 発行





文楽だけはもう何十年も華やがずに沈潜して続いてきたものであるだけに





沈潜】ちんせん
・水底に沈み隠れること
  「野武士の霊魂が―していそうに思われるほど(或る少女の死まで 他二篇)」
・心を落ち着け、深く考えること。また、深く没入すること
  「内部に深く―する性質(鍵・瘋癲老人日記)」
  「憤りが―した情熱に(もめん随筆)」
  「お幸の情熱も―してしまったのである(地上)」