小才

一の糸 (新潮文庫)
一の糸
著 有吉佐和子

1965年 発行





伝統芸術を現代の人間が小才にいじくりまわすほどの愚はないということになり





小才】こさい
その場に合わせ、うまく始末をつける能力。「―が利く」
  「あり合せの―をいい事にして(美しき町・西班牙犬の家 他六篇)」
  「店員中にて―走せ廻る二十二三の男(八軒長屋)」
  「気取り一方の―紳士に(十蘭レトリカ)」
  「百姓の中から―の利いた者を登用(猫間地獄のわらべ歌)」