渡世

煤煙 (岩波文庫)
煤煙
著 森田草平

1910年〜





名古屋から出る七宝焼の図案を渡世にしてゐたのだが、舊時代の職人で





渡世】とせい
・この世で生きていくこと。世渡り
  「その女の子は、「可愛い」―を長く渡ってきた(ニシノユキヒコの恋と冒険)」
・生活していくための職業。なりわい。稼業
  「まともな―の道があるもんか(漁師の愛人)」

渡世人】とせいにん
ばくちうち。博徒(ばくと)。やくざ
  「これではまるで―だ(ひまわり事件)」