月暈

煤煙 (岩波文庫)
煤煙
著 森田草平

1910年〜





濃い湯気の玉がその前をぐるぐると廻って、月暈のやうな輪をゑがく





月暈】げつうん/つきがさ
月の周りに見える光の環
  「まわりに暖かそうな―が銀を燻したように霞んで(黒髪・別れたる妻に送る手紙)」


(参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%88