圭角

機械・春は馬車に乗って (新潮文庫)
機械・春は馬車に乗って
著 横光利一

大正13年





その圭角をなくした円やかな地図の輪郭は、長閑な雲のように微妙な線を張って





圭角】けいかく
・玉のとがったところ。玉のかど
・性格や言動にかどがあって、円満でないこと。「―がなくなる」
  「ソルボンヌさんは―が多いかわりに(十蘭レトリカ)」