命冥加

暢気眼鏡・虫のいろいろ―他十三篇 (岩波文庫)
暢気眼鏡・虫のいろいろ―他十三篇
著 尾崎 一雄

昭和8年





妻の説明を、私は、うんうんときき流し、命冥加な奴さ、などとつぶやいた





命冥加】いのちみょうが
神仏のおかげで命拾いすること。「助かったとは―な人だ」
  「やめることにした。―なやつめ(うつろ舟)」