聞こし召す

うつろ舟―渋澤龍彦コレクション   河出文庫
うつろ舟
著 渋澤龍彦

1986年 発行





女もだいぶ聞こめしていたから、玉山はまさに崩れんばかりであった





聞こし召す】きこしめす
・酒を飲むことを戯れていう。「だいぶ―して赤い顔をしている」
  「少々―している場合が多い(沙羅は和子の名を呼ぶ)」
・「飲む」「食う」の尊敬語
・「聞く」の尊敬語
・「聞き入れる」の尊敬語
・「治める」の尊敬語