八方破れ

本にだって雄と雌があります (新潮文庫)
本にだって雄と雌があります
著 小田雅久仁

2012年10月発行





こんな八方破れの私も親の端くれと見えて、時おり君に





八方破れ】はっぽうやぶれ
備えがなく、いたるところすきだからであること
  「―ではあるがためらいのないナイフさばき(夜の淵をひと廻り)」