2012-11-21から1日間の記事一覧

誰何

真珠夫人 著 菊池寛 1920年〜 しわがれた声で闇の中の見知らぬ人間を誰何した。が、相手はまだ笑い声を収めたまま、 【誰何】すいか 呼び止めて何者か問いただすこと。「警備員に―される」 「―しようとした途端(夜の淵をひと廻り)」

微醺

真珠夫人 著 菊池寛 1920年〜 微醺を帯びた勝平は、その赤い巨きい顔に、暴風雨などは、少しも心に止めていないような 【微醺】びくん ほんのり酒に酔うこと。ほろ酔い。微酔 「―をおびて通りに出たところ(蘆屋家の崩壊)」

剛愎

真珠夫人 著 菊池寛 1920年〜 自分の子の卑しい笑い顔を見たときに、剛愎な勝平も、グンと鉄槌で殴られたように思った 【剛愎】ごうふく 頑固で人に従わないこと。意地っ張りで気が強いこと、さま