2014-03-19から1日間の記事一覧

古拙

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 部厚な扉の両面には、古拙な野生的な構図で 【古拙】こせつ 古風で技巧的にはつたないものの、素朴で捨てがたい味わいがあること、さま

毫末

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 あの召使には毫末の嫌疑もない といって 【毫末】ごうまつ ごくわずかなこと(下に打消し語を伴い用いる)。「言い分には―の差異もない」

口小言

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 電光が瞬き、口小言のような雷鳴が鈍く懶気に轟いて来る 【口小言】くちこごと あれこれやかましく言う小言

殷々

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 今にも、聖鐘の殷々たる響が轟きはじめ、その神々しい光が 【殷々】いんいん 大きな音が鳴り響くさま。「雷鳴が―と轟く」 「天地の間より―として響き来る(地上)」