2015-07-26から1日間の記事一覧

慈眼

最暗黒の東京 著 松原岩五郎明治25年ごろ 人を見て悉く同胞と見做すの慈眼をもって挙動たり。 【慈眼】じげん/じがん ・仏語。慈悲の心を持って衆生を見る仏・菩薩の目 ・いつくしみの籠った目。慈悲のまなこ

宛然

或る少女の死まで 他二篇 著 室生犀星 それがだんだんに、宛然、世間の生活に染みてゆくように、すこしずつ濁って 【宛然】えんぜん そっくりそのままであるさま