安閑

恋の都 (ちくま文庫)
恋の都
著 三島由紀夫
1953年発行





まゆみはいつものように、楽屋で安閑としているわけにはゆかず





安閑】あんかん
・のんびりと安らかなさま
・(危急に対し)何もせずぼんやりとしているさま。「―としてはいられない」
  「記者も―としていられない(沈黙の町で)」
  「一日も―としていられない漁夫の生活(小さき者へ 生れ出ずる悩み)」
  「どないして私が―と暮らせますやら(華岡青洲の妻)」