早暁

悦楽園 (ふしぎ文学館)
悦楽園
著 皆川博子
出版芸術社
1994/9/20 発行





靄で閉ざされた早暁の森は、何か非現実的なもののようにさえ思え





早暁】そうぎょう
明け方。払暁(ふつぎょう)
  「―を期して入江へ突入するつもりらしく(十蘭レトリカ)」
  「霧深い―の密林に(本にだって雄と雌があります)」
  「―の青い光に身を預けて(茗荷谷の猫)」