2012-05-18から1日間の記事一覧

埋み火

悦楽園 著 皆川博子 出版芸術社 1994/9/20 発行 胸に強い痛みを感じた。埋み火が、一挙に燃え上がった。 【埋み火】うずみび 炉や火鉢などの灰の中にうずめた炭火。(季)冬

早暁

悦楽園 著 皆川博子 出版芸術社 1994/9/20 発行 靄で閉ざされた早暁の森は、何か非現実的なもののようにさえ思え 【早暁】そうぎょう 明け方。払暁(ふつぎょう) 「―を期して入江へ突入するつもりらしく(十蘭レトリカ)」 「霧深い―の密林に(本にだって雄…

哀憐

悦楽園 著 皆川博子 出版芸術社 1994/9/20 発行 哀憐ともとれるような、いくらか和んだものになった。 【哀憐】あいれん 悲しみあわれむこと。かわいそうに思うこと。哀憫(あいびん)

譴責

悦楽園 著 皆川博子 出版芸術社 1994/9/20 発行 公になれば、所長が譴責されるからである。 【譴責】けんせき ・不正などを厳しくとがめること 「ぶしつけに垣のそとに立っている私を―する(或る少女の死まで 他二篇)」 ・懲戒処分のうちもっとも軽いもの