文色

悦楽園 (ふしぎ文学館)
悦楽園
著 皆川博子
出版芸術社
1994/9/20 発行





たそがれは、ゆらめく水をとおして見るように、ものの文色をゆがませる。





文色】あいろ
模様。また物の様子。多くはあとに打ち消し語を伴う。文目(あやめ)。「ものの―もわからないほど」
  「わずかな外光によって、―がわかるようになった(影を買う店)」