2012-05-24から1日間の記事一覧

文色

悦楽園 著 皆川博子 出版芸術社 1994/9/20 発行 たそがれは、ゆらめく水をとおして見るように、ものの文色をゆがませる。 【文色】あいろ 模様。また物の様子。多くはあとに打ち消し語を伴う。文目(あやめ)。「ものの―もわからないほど」 「わずかな外光に…

才槌頭

悦楽園 著 皆川博子 出版芸術社 1994/9/20 発行 小田は、色の白い、やや才槌頭の少年だった。 【才槌頭】さいづちあたま 後頭部と額が突き出ている頭

狂躁

悦楽園 著 皆川博子 出版芸術社 1994/9/20 発行 いっそう神経質にいらいらしはじめる。虚勢をはった狂躁と、沈滞の落差が激しくなる。 【狂躁】きょうそう 狂ったようなさわがしさ。「―の坩堝」「―から逃れる」