此処を先途と

山椒魚 (新潮文庫)
山椒魚
著 井伏鱒二
1923年〜





彼は最も拾得先生に似たポーズと表情とをつくり、ここを先途とげらげらげらと喚きたてたのである





此処を先途と】ここをせんどと
勝敗などが決する大事な場面がここだと定め、一生懸命になる様子
  「戸外では―嵐が荒れまくっていた(小さき者へ 生れ出ずる悩み)」