2012-06-13から1日間の記事一覧

針路

山椒魚 著 井伏鱒二 1923年〜 縹渺と上空に消えるように見せながら針路を笹子の方角に向けた 【針路】しんろ ・船舶や航空機などが進む方向。コース ・目指す方向。進路

遠音

山椒魚 著 井伏鱒二 1923年〜 よほど注意しなければ聞くことができないほど、そんなにかすかながんの遠音です。 【遠音】とおね 遠くから、また、遠くまで聞こえる音

醺然

山椒魚 著 井伏鱒二 1923年〜 しかし決して彼は、安酒に醺然としている私を嘲笑っているのではないことが明瞭であったので 【醺然】くんぜん 酒に酔って心地よいさまBBB

此処を先途と

山椒魚 著 井伏鱒二 1923年〜 彼は最も拾得先生に似たポーズと表情とをつくり、ここを先途とげらげらげらと喚きたてたのである 【此処を先途と】ここをせんどと 勝敗などが決する大事な場面がここだと定め、一生懸命になる様子 「戸外では―嵐が荒れまくって…