釣鐘に提灯

花物語 下 (河出文庫 よ 9-2)
花物語
著 古屋信子
1916年〜





考えただけで釣鐘に提灯、雲に懸橋、霞に千鳥…及ばぬたかねの花にして村童星を捉えんとして竿をふりまわすの図ですもの…お近付きどころか





釣鐘に提灯
(見た目は似ているものの重さは比較にならないことから)つりあいのとれないこと、比べ物にならないことをいう。月にすっぽん。




雲に梯(かけはし)……叶えることなど到底できない高望み
霞に千鳥……(霞は春のもの、千鳥は冬のものということで)釣り合いの取れぬこと、ふさわしくないことのたとえ