遁世

小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫)
小僧の神様 城の崎にて
著 志賀直哉
1917年〜





「又、出家遁世ですか」「本統に俺は旅行するから、直ぐ支度をしてくれ」





遁世】とんせい
・隠棲して世俗から逃れること
  「―を決め込んでいるようで(茗荷谷の猫)」
・出家すること
  「このところ出家―を思うや切なるものがあります(暢気眼鏡・虫のいろいろ 他十三篇)」