2013-08-26 浮薄 人物 春の雪 著 三島由紀夫 1965年発行 飯沼はその言葉の浮薄、その責任感の欠如、その潤んだ目にうかぶ恍惚を 【浮薄】ふはく あさはかで軽々しいこと、さま。軽薄。「軽佻(けいちょう)―」 「この―な若者の矜りをずたずた(潮騒)」 「初めからその―を避けてお父さんと呼ばせてゐる(もめん随筆)」 「どうも軽佻だ。―だ。(何処へ・入江のほとり)」 「らしからぬ―な艶笑が張りついている(この女)」