星月夜

もめん随筆 (中公文庫)
もめん随筆
著 森田たま

1936年 発表





記憶のまちがひで、晴れた星月夜であつたかも知れないが、気持のうへではどうしても





星月夜】ほしづきよ
晴れて星の光が月のように明るい夜。(季)秋
  「秋の或る晩はっきりした―に(美しき町・西班牙犬の家 他六篇)」
  「リヤカーに揺られて、―の山道をかえってゆく(今昔)」