風馬牛

蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫)
蒲団・重右衛門の最後
著 田山花袋

1907年 1902年 発行





夫の苦悶煩悶には全く風馬牛で、子供さえ満足に育てれば好いという自分の細君





風馬牛】ふうばぎゅう
・牛や馬の雌雄が互いに慕い合っても会うことができないほど、遠く隔たっていること
・互いに無関心であること、またそういう態度をとること
  「近頃の世相や風潮にも―ではない筈で(蓼食う虫)」