負うた子に教えられて浅瀬を渡る

八軒長屋 (古典文庫)
八軒長屋
著 村上浪六

明治39年





金があるッて、隣屋の廂髪に、知らなかッたね、背負ッた子に浅瀬を教えられたようなもンだよ





負うた子に教えられて浅瀬を渡る】おうたこにおしえられてあさせをわたる
時には自分より未熟な者から教えられることもある、というたとえ