威儀を正す

八軒長屋 (古典文庫)
八軒長屋
著 村上浪六

明治39年





占めたと幸運斎、おもわず威儀を正して俄かに饒舌り出せし鼻頭へ、ぬッと立ちぬ





威儀を正す】いぎをただす
身なりを整え重々しい態度を取る。威儀を繕う
  「―したまま、いつまでもいつまでも(押絵の奇蹟)」
  「諸天童子が―して川の水を守護し(うつろ舟)」