2011-12-20から1日間の記事一覧

狡知

斜陽 著 太宰治 1947年発行 本当に、私はあの手紙の一行々々に狡智の限りを尽くしてみたのです。 【狡知・狡智】こうち ずるく賢い考え。悪知恵。奸知 「ちょっとした―が働いて(潮騒)」

奸策・姦策

斜陽 著 太宰治 1947年発行 こないだ差し上げた手紙は、とても、ずるい、蛇のような奸策に満ち満ちていたのを、いちいち見破っておしまいになったのでしょう 【奸策・姦策】かんさく 悪巧み。人を陥れるはかりごと。奸計

含羞

斜陽 著 太宰治 1947年発行 あなやの驚き、含羞旋風、裸身むざん、薄くれない 【含羞】がんしゅう はにかみ はじらい。はにかみ。恥ずかしがる気持ち

花穂

斜陽 著 太宰治 1947年発行 牛島の藤は、樹齢千年、熊野の藤は、数百年と称えられ、その花穂の如きも、前者で最長九尺、後者で五尺余と聞いて、ただその花穂にのみ、心がおどる。 【花穂】かすい 稲穂のように、一本の軸に短い花が群がって付く花序 (参考:…