2012-11-20から1日間の記事一覧

情火

真珠夫人 著 菊池寛 1920年〜 陶酔の醒め際に、彼の烈しい情火が、ムラムラと彼の身体全体を、嵐のように包むのだった 【情火】じょうか 燃えるように高ぶる情欲

良風美俗

真珠夫人 著 菊池寛 1920年〜 ある者は、成金の金に委せての横暴が、世の良風美俗を破るといって憤慨した。 【良風美俗】りょうふうびぞく 立派で美しい風習・風俗

私淑

真珠夫人 著 菊池寛 1920年〜 荘田勝平は唐沢男に私淑しているのだ。彼は数十万円を投じて唐沢家の財政上の窮状を救ったのだ。 【私淑】ししゅく 陰ながらその人を師と仰ぎ、模範として学ぶこと 「私も―しておりましたが(ドグラ・マグラ)」 「簑村文學士に…

世道人心

真珠夫人 著 菊池寛 1920年〜 第二の小森幸子事件であると称して、世道人心に及ぼす悪影響を嘆いた。 【世道人心】せどうじんしん 人の世の道徳と、それを守るべき人の心。