春の雪 著 三島由紀夫 1965年発行 女共の讒言をそのままお取上げ遊ばすとは、松枝侯爵様らしからぬことに 【讒言】ざんげん 事実を曲げたりありもしない事柄を作り上げたりして、対象者について目上の人に悪く言うこと 「真実の愛には一時の―を容るべき余地…

春の雪 著 三島由紀夫 1965年発行 何か急ぎの仕事があって、夜業をしているのである。 【夜業】やぎょう 夜に仕事をすること、その仕事。夜なべ。（季）秋

春の雪 著 三島由紀夫 1965年発行 そういう一種の遁辞を言うときにも、自分の言葉がもう些かの子供らしさをも残している心配が 【遁辞】とんじ 言い逃れの言葉。逃げ口上