2014-03-27から1日間の記事一覧

生動

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 何とも云えぬ不気味な生動を与える 【生動】せいどう いきいき動くこと。特に文字や絵画などの今にも動き出すような趣をいう。「―する春の気配」「気韻―」 「その鷺一匹の―の気力は、驚くばかりに俊慧な(機械・春…

一言半句

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 謎の華には、疑義を挟む一言半句さえ述べる余地はなかったのである 【一言半句】いちごんはんく ほんの少しの言葉。ひとこと 「芥川さんの語られる―も聞きもらすまいと(もめん随筆)」 「なんと言われても、―の出…

細隙

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 靴跡には、周囲の細隙から滲み込んだ泥水が、底ひたひたに 【細隙】さいげき 細い隙間