2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

僅々

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 僅々十分足らずのうちに起れる事実なりと云う 【僅々】きんきん 数量が非常に少ないさま。わずかに。わずかであるさま

戯文

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 と題した田島象二の戯文だった 【戯文】ぎぶん たわむれに書いた文。滑稽な味わいの文

黙従

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 四人がどうして黙従していたのだろう 【黙従】もくじゅう 異議を唱えず服従すること

例証

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 だが、例証がない事もないさ。シャルコーの随想の中には 【例証】れいしょう 例をあげて証明すること。また、証拠となる例。「―を挙げて正当性を主張する」 「シーソーの―はいかにも適切で、かつ非凡(十蘭レトリカ…

発頭人

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 虐殺を指導した発頭人なんだし 【発頭人】ほっとうにん 先頭に立って物事を企てた人。張本人

自壊

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 思いもよらぬ自壊作用が起こりそうな怖れを、世の人達は次第に 【自壊】じかい 外からの働きによらず、自ら壊れること

点睛

黒死館殺人事件 著 小栗虫太郎1935年 発行 この館の点睛に竜宮の乙姫を描かせた程の綺びやかな眩惑は 【点睛】てんせい 瞳を描き入れること。また、最後に付け加える最も重要な点のたとえ