2015-05-09から1日間の記事一覧

俗塵

八軒長屋 著 村上浪六明治39年 かく卑しき俗塵の窮港に蟠居せらるるか、哲学者の詩人にて山口某という本名 【俗塵】ぞくじん 浮世のちり。俗世間の煩わしい事柄。「―を避ける」

火宅

八軒長屋 著 村上浪六明治39年 秋は月に掉さす汀の虫の音、冬は枯れ木の雪に火宅の宿を忘れて、いつでも 【火宅】かたく 仏語。煩悩や苦しみに満ちたこの世を、火炎に包まれた家にたとえた語