集く

花物語 上 (河出文庫 よ 9-1)
花物語
著 古屋信子
1916年〜





澄んだ月影を浴びて、そよぐ叢の中に、すだく虫の音のような、寂しい沈んだ哀に、悲しい、





集く】すだく
・虫などが集まってにぎやかに鳴く
  「虫の―きに充ちた芝生」「昼の虫の―きがきこえた」(春の雪)
・群れをなし、集まる。群がる