十年一日

黒死館殺人事件 (河出文庫)
黒死館殺人事件
著 小栗虫太郎

1935年 発行





十年一日の如くに、犯人は糸を使っているんだよ





十年一日】じゅうねんいちにち
長年、変化がなく同じ状態であること。「―進歩がない」
  「―の如く、まずしい小説ばかり書いて(きりぎりす)」
  「―の如く迷うことなく書物に耽溺する一生を(何処へ・入江のほとり)」
  「―のごとくさまがわりしないドラマを見て(よるねこ)」
  「という―のお誘いである(コッペリア)」