分明

暢気眼鏡・虫のいろいろ―他十三篇 (岩波文庫)
暢気眼鏡・虫のいろいろ―他十三篇
著 尾崎 一雄

昭和8年





つまるところ、彼らが、緒方を是非とも必要としていることは、分明なのだ





分明】ぶんめい
・他との区別がはっきりしていること。あきらかなこと、またそのさま。「―な事実」
・明らかになること。「事実はすぐに―した」
  「それさえ―ではないままに(うつろ舟)」
  「今となっては―でないが(抒情的恐怖群)」