2012-02-20から1日間の記事一覧

野火

傷痕 著 桜庭一樹 講談社 2012/1/11 発行 と、誰ともなく小声で歌いだし、それが野火のように交差点に広がっていった 【野火】のび 春先に野原などを焼く火のこと。野焼きの火

幻日

傷痕 著 桜庭一樹 講談社 2012/1/11 発行 だいぶ傾いてきた太陽が黄色く光り輝いて、その隣にもう一つ、太陽よりはすこし小さいけれども、色も形もそっくりな輝きがぼんやり浮かんでいた。 「……幻日」 【幻日】げんじつ 太陽の両側に見える太陽のような像 月…

傑物

傷痕 著 桜庭一樹 講談社 2012/1/11 発行 女帝になりつつある孔雀に向かって怒れるような傑物が、いるわけないだろ 【傑物】けつぶつ ずば抜けて秀でた人物

魔手

傷痕 著 桜庭一樹 講談社 2012/1/11 発行 そのため被害者達は簡単に魔手に落ちてしまうのです。 【魔手】ましゅ 悪魔の手。人を破滅に導く手段のたとえ。「―がのびる」 「追い詰めた運命の―の秘密(ドグラ・マグラ)」 「軍隊が米英国の―を払い(花や咲く咲…