2012-04-21から1日間の記事一覧

迂路

恋の都 著 三島由紀夫 1953年発行 散歩道はさまざまな迂路をえがいて、庭をまんべんなく廻っていたが 【迂路】うろ 遠回りの道。迂回路 「非常な―をとらなければ理解の途がない(三太郎の日記)」

好餌

恋の都 著 三島由紀夫 1953年発行 結婚は、ジャーナリズムの好餌になり、話がきまるとから、新聞記者や雑誌記者が二人を追っかけまわした。 【好餌】こうじ よいえさ。えじき 「新聞の―となるのは必至(壺中の回廊)」

表白

恋の都 著 三島由紀夫 1953年発行 ひっきりなしの愛の表白やまごころの押売りを、面倒くさがる性格だということだった。 【表白】ひょうはく 考えや気持ちを、言葉に表すこと 「心の高尚と潔白が遺憾なく―されますよ(八軒長屋)」

算を乱す

恋の都 著 三島由紀夫 1953年発行 どんだ逆襲に会った若いお客たちは算を乱して、出口のほうへ逃げだした。 【算を乱す】さんをみだす 算木を乱したように、ちりぢりばらばらになる