2013-02-21から1日間の記事一覧

狂死

少女外道 著 皆川博子 文芸春秋 2010/5/30 発行 自分を狂死にまで追い詰めた。狂うことが死よりも恐ろしくて、久緒は、普通に生きようとつとめた。 【狂死】きょうし 気がくるって死ぬこと。狂い死に

荷葉

少女外道 著 皆川博子 文芸春秋 2010/5/30 発行 花の時期はとうに終わり、鈍色の水面に、すがれた荷葉がただよっていた 【荷葉】かよう ・ハスの葉 ・夏に用いる薫物(たきもの)の名。ハスのにおいに似せてある

なぞえ

少女外道 著 皆川博子 文芸春秋 2010/5/30 発行 なぞえの道を土塀に沿って歩いた 【なぞえ】 ・ななめ。はすむかい ・斜面

譚詩

少女外道 著 皆川博子 文芸春秋 2010/5/30 発行 なぜ聞き手に彼が選ばれたのか、譚詩は語っていない 【譚詩】たんし バラード(中世の欧州で盛んに作られた定型詩) 「短い―が添えられていた(影を買う店)」