2014-10-16から1日間の記事一覧

専横

もめん随筆 著 森田たま1936年 発表 さてその廿歳の頃、男は専横極まりなきものと思ひ暮らしながら 【専横】せんおう 好き勝手にふるまうこと、さま。わがまま。「―な友人」 「粗暴な行為となって―を行ったことなど(機械・春は馬車に乗って)」 「光崎の―と…

遺風

もめん随筆 著 森田たま1936年 発表 それがいまではただ遺風であるだけではなく、かへつて女にとつての新しい勢力となつて 【遺風】いふう ・まだ残っている昔の風習・習慣 ・残っている先人の教え

満腔

もめん随筆 著 森田たま1936年 発表 嫌はれてゐるとより見えない細君のために、満腔の同情を寄せるのであつた 【満腔】まんこう 体じゅう。満身。「―の敬意を表す」 「死にきれず、―のうらみを残し(十蘭レトリカ)」 「―の熱意をもって(うつろ舟)」 「―の…