2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

政敵

ピエタ 著 大島真寿美 ポプラ社 2011/2/18 発行 彼を痛めつけた政敵たちを怒ることね。 【政敵】せいてき 政治上で意見を争っている相手

寛恕

ピエタ 著 大島真寿美 ポプラ社 2011/2/18 発行 他意はないのです。お気に障ったのでしたら、どうか、ご寛恕を 【寛恕】かんじょ ・心が広く思いやりのあること、さま ・過ちなどをとがめだてせず許すこと。「御―を請う」 「新治の―を仰がなければ(潮騒)」…

糾問

ピエタ 著 大島真寿美 ポプラ社 2011/2/18 発行 国家に楯突いたと糺問されて、どうやら秘密裏に消されてしまった男がいるらしいの 【糾問・糺問】きゅうもん 罪などを厳しく問いただすこと。尋問

泰然

ピエタ 著 大島真寿美 ポプラ社 2011/2/18 発行 あっけに取られてクラウディアさんを見るが、泰然とパイプを吸い、煙を吐き出している。 【泰然】たいぜん 落ち着いていて物事に驚かないさま

蕩尽

ピエタ 著 大島真寿美 ポプラ社 2011/2/18 発行 くだらない遊びに蕩尽することを思えば、こんなものははした金だ。 【蕩尽】とうじん 財産などを使い尽くすこと 「慈善病院のために、殆ど私財を―して(黒死館殺人事件)」 「財産を相場と遊蕩で―して(地上)…

花押

ピエタ 著 大島真寿美 ポプラ社 2011/2/18 発行 なんの記号なのか、判然としないが、なにか意味があるように思われた。たとえば、家紋。花押。 【花押】かおう 文書の末尾などに書く書名の一種 「休庵の―を中にして(黒死館殺人事件)」

孤灯

ノーマジーン 著 初野晴 ポプラ社 2011/10/14 発光 その孤灯に気を取られた瞬間、 【孤灯】ことう ひとつきりでともっている灯火

落鳥

ノーマジーン 著 初野晴 ポプラ社 2011/10/14 発光 渡り鳥の大量死は数年前から世界各地で起きていて、数え切れないくらいに落鳥していた。 【落鳥】らくちょう 鳥が死ぬこと

警句

ノーマジーン 著 初野晴 ポプラ社 2011/10/14 発光 巷にはこびる終末思想に警句を発していた。 【警句】けいく 短く巧みな表現で、真理を言い当てている言葉 「私は夢にも―を吐くつもりでいふのでは(蔵の中・子を貸し屋)」 「自分の観念に、―の形を与えら…

歩哨

ノーマジーン 著 初野晴 ポプラ社 2011/10/14 発光 代表は側近を歩哨のように立たせて銀の刺繍の入った装束に身を包んでいた。 【歩哨】ほしょう 軍隊にて警戒・監視の任につくこと、または者

魚籠

ノーマジーン 著 初野晴 ポプラ社 2011/10/14 発光 釣りびとが持つ魚籠に形が似ていて、「うらしま草」をモチーフにしたもの。 【魚籠】びく とった魚を入れておく器 (参考:http://store.shopping.yahoo.co.jp/taketora/sa00458.html)

読誦

ノーマジーン 著 初野晴 ポプラ社 2011/10/14 発光 カンタータ。聖書の読誦らしい。 【読誦】どくじゅ 経などを声を出して読むこと。読経。

掻き壊す

だれかの木琴 著 井上荒野 幻冬舎 2011/12/10 発行 蚊に刺されて掻きこわしでもしたのだろう。 【掻き壊す】 爪で皮膚をひっかき、傷をつくること

鰯の頭も信心から

だれかの木琴 著 井上荒野 幻冬舎 2011/12/10 発行 「鰯の頭も信心から、って言うだろ」 「鰯ほどもないよ。ちりめんじゃこだよ」 【鰯の頭も信心から】いわしのあたまもしんじんから イワシの頭のようなつまらないものでも、信仰の対象となれば尊く思われる…

葉蘭

だれかの木琴 著 井上荒野 幻冬舎 2011/12/10 発行 葉蘭を掻き分けて水道メーターを調べてみたが 【葉蘭】 ユリ科の常緑多年草で、巨大な葉を地表に立てる植物 (参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%B3_(%E6%A4%8D%E7%89%A9))

尖塔

だれかの木琴 著 井上荒野 幻冬舎 2011/12/10 発行 木々の上に顔を出している尖塔や 【尖塔】せんとう 先が鋭くとがった形の塔 (参考:http://www.abaxjp.com/eurp0605milano/eurp0605-milano.html)

瑕疵

だれかの木琴 著 井上荒野 幻冬舎 2011/12/10 発行 まだ返信がないのは、文面に私が気づかない瑕疵があったのか。 【瑕疵】かし 欠陥、キズ

経帷子

怪談 著 柳広司 光文社 2011/12/20 発行 若い女性。白っぽい奇妙な、まるで経帷子のようなものを身にまとっている。 【経帷子】きょうかたびら 仏式にて、死者に着せる着物。 (参考:http://store.shopping.yahoo.co.jp/kan-etsu-seien/3.html)

ジビエ

怪談 著 柳広司 光文社 2011/12/20 発行 レストランの売り文句は《日本では珍しいジビエを味わうことができる店》だった… 【ジビエ】 狩猟によって捕獲された野性の禽獣、もしくはその肉

勧進帳

怪談 著 柳広司 光文社 2011/12/20 発行 このとおり、手帳には何も書いていません。まっさらです。とんだ勧進帳ですな、ははは 【勧進帳】かんじんちょう 歌舞伎の演目。 弁慶が「読み上げ」で持ち合わせの巻物を読み上げる場面から、あたかも原稿を読んでい…

日脚

怪談 著 柳広司 光文社 2011/12/20 発行 十二月に入り、すっかり日脚の短くなったある日の夕刻――。 【日脚】 ・太陽が東から西へうつっていく動き ・昼間の時間 ・雲や物のすきまから差し込む太陽の光線。日差し

傀儡

怪談 著 柳広司 光文社 2011/12/20 発行 六十過ぎの男を傀儡社長に据えているが、今では彼が会社の全権を握っているといって過言ではない。 【傀儡】かいらい ・あやつり人形。くぐつ ・影にいる人物に操られ、利用されている者

過当競争

怪談 著 柳広司 光文社 2011/12/20 発行 昨今のひどい過当競争の波に呑み込まれ、ほとんど赤字を垂れ流している。 【過当競争】 正常な利潤を得られないほどの、多数の同業種企業間の過度の競争状態